エドワード・クランドールさん「作業」(60センチ×30センチ、二枚組み木製パネル写真)

 現代美術家の立石覚(さとる)さん(36)=佐賀市=と写真家のエドワード・クランドールさん(55)=同市=が、マルチメディア作品展「スミ」を佐賀市の県立美術館で開く。書や絵、写真や映像などの表現手段を駆使して、平成から令和へ移り変わる時代の節目を見つめる。

 昨年11月と今年2月、佐賀市の幼稚園の体育館一面に広げたふすま紙に、立石さんが書や絵をしたためる様子をクランドールさんが写真や映像で記録。木や紙などを取り入れ編集を施し、再構築して作品にした。

 それらの作品を軸に、大阪や岡山で撮影した映像など100以上の作品を並べる。会場では2人が即興で録音した音楽も流し、五感を通じて時代の節目にある思いを形にする。

 立石さんは「これまで人が営んできた表現や記録について1年かけて考え、“今”を残すために何を作り何を壊すか葛藤した」と話し、「世代や国籍、表現方法も違う2人が、時代の変わり目をどうとらえ表現するかを見に来てほしい」と呼び掛ける。

 ▼佐賀市の県立美術館画廊で18日から22日、最終日は午後4時まで。  

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