定例会見で九州新幹線長崎ルートの整備方式に関して見解を述べた秀島敏行佐賀市長=市役所

 秀島敏行佐賀市長は26日の定例会見で、九州新幹線長崎ルート新鳥栖―武雄温泉間の整備方式見直しを巡り、フル規格による早期整備を求めている長崎側から「佐賀側を悪者にするような発言が出てきている」として、「本来はどちらが正しいだろうか」と苦言を呈し、議論に時間をかける重要性を指摘した。

 秀島市長は、並行在来線の先行きを不安視し「今ある便利な特急を残せるのか。ルートや駅の位置などが分からないうちに『フルの波』に乗るのは危ない。佐賀の住みやすさにつながる問題だけに、市民によく知ってほしい」と主張した。

 長崎市長らが7月に佐賀市を訪れた際、長崎県知事が佐賀県知事と話す糸口さえつかめないことを相談されたと明かし「『いい方法は見当たらない』と伝えた。(両県の橋渡しなど)大それたことはしない。いろんな会議で議論する機会が訪れるだろうが、その前段で整理すべきことが残っている」と見解を述べた。

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画を知事が受諾して1年がたったことには「早急に結論を出すものではない。防衛省は漁協への説明で振興策を示したようだが、(空港の自衛隊利用を否定する)公害防止協定をどうするかが先。惑わされてはいけない」と話した。

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