棚田をどう保全するか関係者が話し合ったパネルディスカッション=小城市のゆめぷらっと小城

 「棚田を活(い)かす研修会」(さが棚田ネットワーク主催)がこのほど、小城市のゆめぷらっと小城で開かれた。棚田の保全活動に取り組む県内の各団体や自治体関係者ら約100人が集まり、棚田ボランティアなど外部との絆をより深め、棚田の保全態勢を整えようと話し合った。

 棚田に関する第一人者の中島峰広・早稲田大名誉教授が、全国各地の棚田の状況や保全の取り組みについて講演した。過疎化が進んで各地とも棚田の維持が厳しい状況だが、「棚田のオーナー自身が稲作りの技術を習得し、オーナーだけで棚田を守る所も出てきた」と最新の動きを紹介した。

 パネルディスカッションでは、小城市小城町江里山と唐津市相知町蕨野(わらびの)で棚田保全に取り組む団体の代表が「ボランティアを受け入れて成果が上がった」「農家民泊で交流を図っている」といった事例や悩みを説明した。ボランティアに取り組む企業の報告もあり、棚田を保全するために、どんなことが有効か話し合った。

 地域おこし協力隊のメンバーからTシャツアート展など棚田を活用した町おこしの紹介もあり、棚田の多彩な魅力を発信する大切さも指摘された。

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