九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、駅舎の工事などが進むJR武雄温泉駅周辺=武雄市武雄町

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)を巡り、自民党の佐賀県議団が整備の在り方を議論するプロジェクトチーム(PT)を立ち上げたことが23日、分かった。与党検討委員会が「フル規格が適当」との基本方針をまとめたことを踏まえつつ、県議団としては「最初からフル規格ありきではなく、一から議論を進めていく」としている。

 県議団PTは、県内各地域を代表する県議と、幹事長、政調会長、所管する特別委員会委員長ら10人で構成する。座長には中倉政義県議団会長が就いた。設置は22日付。

 整備方式に関しては与党検討委員会が5日、「フル規格が適当」との基本方針を決めた。反発する県に対し、長崎県とJR九州、国土交通省による4者協議への参加を要請している。

 中倉座長は「検討委はフル規格を打ち出したが、佐賀県としてまだ何も合意していない。フルありきではなく、そもそも論から議論したい」と話す。県議会の特別委員会では難しい具体的な議論を進めていく狙いで、「やるべきテーマはたくさんある」とした。

 当面は、27日に都内で開かれる与党PT(岸田文雄座長)の会合を受け、県議団PTとしても1回目の会合を開く。県関係国会議員やJR九州、県執行部を招いて議論を進めていくとしている。

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