ヴィッセル神戸戦で、後半にシュートを放つサガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス。最後の勇姿を2万3千人の観衆が目に焼き付けた=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 サッカー・J1サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス(35)が23日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行われたヴィッセル神戸戦後に引退した。試合後に行われたセレモニーで、トーレスはチームメートやサポーターらへの感謝を述べ、18年間の現役生活に別れを告げた。試合は1-6で敗れ、白星で送り出すことはできなかった。

 「神の子」と呼ばれた世界的なスター選手の最後を見届けようと、スタジアムには過去2番目に多い2万3055人の観衆が詰めかけた。

 試合は前半11分に先制を許し、その後も失点を重ねた。後半にDF金井貢史のゴールで1点を返したが、及ばなかった。トーレスはスタメンでフル出場した。

 セレモニーは、スタジアムの大観衆がそれぞれのスマートフォンを使ってライトアップした幻想的な雰囲気の中で行われた。サッカー選手としてのこれまでの歩みを振り返る映像が流れた後、トーレスは家族から花束を贈られ、チームメートに胴上げされた。

 トーレスはアトレチコ・マドリードやリバプールなどでプレーし、昨年7月に鳥栖に加入した。昨年11月の横浜戦では決勝ゴールを挙げ、J1残留の原動力になった。引退後はクラブのアドバイザーに就任する。

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