北九州無法松まつり歌謡フェスティバルで優勝した野中はま子さん=伊万里市大川町のカラオケルーム千寿

 伊万里市大川町の野中はま子さん(65)が、11日に北九州市で開かれた「第32回北九州無法松まつり歌謡フェスティバル」で優勝した。演歌の名曲「無法松の一生(度胸千両入り)」の歌唱力を競う部門で頂点に立ち、「歴史ある大会で結果を出せてうれしい」と喜んでいる。

 「無法松の一生」は唐津市相知町出身で昭和を代表する歌手、村田英雄さんのデビュー曲。大会には、この曲を十八番(おはこ)にする人が全国から集まり、今年はテープ審査に数百人の応募があった。11日の決勝大会には野中さんを含む41人が出場し、野中さんは心に響く力強い歌声で評価を得た。

 野中さんは自宅でカラオケ喫茶を経営している。以前は畜産農家で100頭以上の牛を育てていたが、9年前に夫の信博さんが急性心筋梗塞で亡くなり、「人生を悔いなく生きたい」と倉庫を改装した。幼い頃から歌手になるのが夢だった。

 「無法松の一生」は、隣の相知町で行われていた村田英雄音楽祭に出場した時から歌い続けている。多久市の演歌歌手、希望彰さんに師事して歌唱力を磨き、今年3月には福岡県大川市であった「第37回古賀政男記念大川音楽祭」でも最優秀賞を手にした。

 野中さんは「好きなことができている自分を、夫も応援してくれていると思う。さらに上のレベルを目指して頑張りたい」と話している。

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