「パンダ銭湯」(2013年(c)tupera tupera/絵本館)

アイデアノート

各国の言語に翻訳されている『しろくまのパンツ』

『パンダ銭湯』を再現したコーナーで撮影に応じる亀山達矢さん(右)と中川敦子さん=久留米市美術館

■来月8日まで久留米市美術館

 武雄市こども図書館のアートウォール(壁画)を手掛けた2人組の絵本作家「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」の展覧会が、久留米市美術館で開かれている。貼り絵やコラージュを駆使して生み出す、色鮮やかで繊細な手仕事が魅力で、英語やフランス語など11の言語で翻訳されるなど世界的な人気を集めている。

 tupera tuperaは、亀山達矢さん(42)と中川敦子さん(41)=いずれも京都市=のユニットで、2002年に活動を開始した。『しろくまのパンツ』で日本絵本賞読者賞、街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを受賞。『わくせいキャベジ動物図鑑』で日本絵本賞大賞。今年、「第1回やなせたかし文化賞大賞」にも選ばれた。

 展覧会では絵本の原画をはじめ、アロハシャツやスリッパなどの雑貨、身近な素材を用いたミクストメディア作品、田辺聖子さんの書籍『光源氏物語』の表紙原画など幅広い作品を展示している。

 このうち、代表作『パンダ銭湯』は、「パンダ以外入店お断り」の不思議な銭湯の物語。原画のほか、銭湯内部の様子を実際に人が入れるサイズで再現した。

 2人は「参加型の展覧会として構成した。制作過程の裏側まで紹介しているので、子どもたちだけでなく、ぜひ大人に見てもらいたい」と話している。

 ▼「ぼくとわたしとみんなのtupera tupera絵本の世界展」は久留米市美術館で9月8日まで。入館料一般800円、シニア600円、大学生500円、高校生以下無料。月曜休館。

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