神埼ヘリ墜落事故の調査結果について、佐賀県へ報告に訪れた陸上幕僚監部の大塚裕治装備計画部長(左)ら防衛省関係者=21日午前9時1分、県庁

 佐賀県神埼市千代田町の住宅に昨年2月5日、陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故で、防衛省は21日、佐賀県や関係3市町を訪れ、主回転翼を固定するボルトの破断原因に関する調査結果を説明した。今回は事務担当者による協議という位置付けで、内容は公表しなかった。改めて防衛省幹部が山口祥義知事や市町の首長に正式に報告する方針。

 陸上幕僚監部の大塚裕治装備計画部長らが神埼市、県、吉野ヶ里町、三養基郡上峰町の順に訪問し、担当職員に説明した。説明は非公開だったが、腐食防止剤の劣化による異常作動が原因で主回転翼を固定するボルトが破断し、墜落したとの調査結果を示したとみられる。ヘリ搭載前に既に亀裂が入っていた可能性も排除できないとした。

 県庁での説明は予定の30分を超えて1時間以上になった。応対した山下宗人危機管理・報道局長は記者団に対し、「防衛省の事故調査委員会がまとめた事故原因と再発防止策に関して説明があった」と述べた。今後については「いつまでと時間を決めず、県なりに精査し、防衛省にも確認したい」とし、山口知事にも報告すると話した。防衛省から、事故後に運用を停止している同型機の飛行再開は求められなかったという。

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