高度なジャンプを披露する選手=佐賀市富士町苣木

高度なジャンプを披露する選手=佐賀市富士町苣木

杉林に設けられたコースをギャラリーの声援を受け力走する選手

勢いよくコーナーを曲がる選手

 マウンテンバイク(MTB)のレース大会「ちやのきエンデューロ」が18日、佐賀市富士町で開かれた。全国トップクラスの選手ら約70人が急な坂を豪快に下ったり、華麗にジャンプしたりし、観客の歓声を浴びた。集落を挙げて大会を支える苣木(ちやのき)集落(16戸)は、普段の静けさとは打って変わって、にぎわいを見せた。

 会場は、集落から車で10分ほど上った杉林の中。全国的にも例がないという私有地に設けられた「公認」コースで、ジグザグに下るルートは、高度な技術が必要な玄人向け。前日から関東や関西など全国から選手が集結し、公式練習も行ってきた。

 この日、朝9時から選手たちは、この区間でタイムを競った。急なコーナーでも勢いよく突っ込み、約150人のギャラリーから盛んな声援が送られた。タイムレースの後、自由参加のジャンプもあり、選手は楽しげに次々、空中に舞っていた。

 選手の最年少は中学1年で最高齢は61歳。熊本県御船町から参加した井ノ一涼介さん(16)は「とても面白いコース。乗れば自分がリラックスし解放されるのが魅力」と話していた。

 大会は、福岡マウンテンバイク友の会(増永英一代表)と、苣木自治会が協力して開催し3回目。友の会が、過疎に悩む集落の草刈りなどを30人ほどで手伝うなど協力体勢を作り上げた。大会実行委員長の原敏朗さんは「この集落にこんなに人が来ることはない。今後も共助の関係を大切にしたい」と喜んでいた。

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