専用の道具で綿の種を取り除く体験をする親子=佐賀市城内の岡田三郎助アトリエ

紡錘車を使って糸を紡ぐ参加者=佐賀市城内の岡田三郎助アトリエ

 佐賀市城内の県立博物館・美術館は、小学生300人を対象に夏休み恒例の「こどもミュージアム」を開いている。科学や歴史体験のイベント、スタンプラリーなどを実施し、同館の魅力をアピールしている。23日まで。

 14日は、隣接する岡田三郎助アトリエで小学3~6年生約20人が、糸紡ぎとコースター作りを体験した。綿から布ができるまでを知ってもらおうと、縄文時代から続く基本的な折り方「平織り」に挑戦した。

 糸を紡ぐ作業は、収穫した綿の実から種を取り、綿毛の状態にするところから始まる。子どもたちは専用の道具を使って種を取り除き、弓の弦を使って綿をほぐす綿打ちを行った。その後、紡錘車ぼうすいしゃで丁寧に糸を紡ぎ、段ボールで作った織り機でコースターを完成させた。

 初めて作業を体験した三田川小4年生の中森舞桜さんは「力がいる大変な作業もあったけど、織るのは楽しい。布ができていくのが見えておもしろかった」と笑顔を見せた。同館学芸員は「普段身に付けている服だけでなく、鍋島緞通だんつうや佐賀錦の折り方にも通じる。先人の知恵や工夫を感じ取ってほしい」と話した。

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