アートライブで「クスノキ」を描いた小林勇輝さん(中央)と、競演したギターデュオ「BURDOCKS」=佐賀市の浪漫座

作品に込めた思いを語る小林勇輝さん=佐賀市の浪漫座

演奏に合わせ、「波」を描く小林勇輝さん=佐賀市の浪漫座

演奏に合わせ、墨で詩を描く小林勇輝さんのアートライブに見入る観客=佐賀市の浪漫座

観客の目の前で、「波」を描く小林勇輝さん=佐賀市の浪漫座

「クスノキ」を描く小林勇輝さん=佐賀市の浪漫座

 佐賀県出身の書家・小林勇輝さん=愛知県瀬戸市=と、ギターデュオ、BURDUCS(バーダックス)から成るアートユニット「myakujin」(脈人・ミャクジン)が14日、佐賀市の浪漫座でアートライブ「書と音のアートライブ~音と線でその土地と人々とつながる~」を行った。小林さんはギターの音色に身を任せて躍動し、流れるような筆使いで自身が創作した詩を書きながら絵を完成させた。集まった約50人の観客は、詩と書と音が織りなす世界観に魅了された。

 「生きること」をテーマに自身が創作した詩「いのちなみうち」を、小林さんは筆の動きに身をゆだね、波のように表現した。人に自身の作品を認められなかった時期に、批判されながらも歩いてきたことを書いたという詩「大いなる愚者」では、県木「クスノキ」を多彩な色で表現した。

 ライブの最後に小林さんは「故郷でのライブをすることに、うれし恥ずかしい気持ちがあった。佐賀は、幕末維新期に活躍した偉人をはじめ、世界を見ることができる志を持った人がいる場所」とし、「自分のルーツである佐賀の県木クスノキを描くことができてうれしい。自分の命をクスノキのように世界に広めて、喜びながら生きてほしい」と力強く語った。

 来場した岡副純子さん(43)=長崎県=は「ライブで書を見るのは初めて。書と音の重なりと、浪漫座という会場の雰囲気が重なりとてもぜいたくな時間だった」と笑顔で話した。

 27日からは、同市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで個展「言葉の結晶展」を開く。アートライブで描いた「クスノキ」も展示予定。9月1日まで。

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