台風10号の接近によりJR西日本が15日の山陽新幹線新大阪―小倉間の終日運休を決定。博多駅では切符の払い戻しを求める人たちなどが長い列をつくった=14日午後

 台風10号の接近に伴い、JR西日本が山陽新幹線新大阪―小倉間で15日の終日運休を決めたことを受け、各地の駅の窓口は14日、予約の変更や問い合わせをする利用客で混雑した。お盆休みのUターンラッシュによる利用客が多い時期で、券売機や窓口には長い列ができ、駅員は説明や誘導などの対応に追われた。

 広島駅は予定を早めて列車に乗る人や、運行状況を確認する人たちで混み合った。広島市西区の会社員奥直樹さん(51)は息子が出る体操大会の応援のため、15日に神奈川県に向かう予定だったが、1日早めた。「運休を早めに知ることができて良かったが、自由席しか取れなかったので、どの列車に乗れるか心配だ」と不安そうに話した。

 岡山駅のホームで東京行きの列車を待っていた札幌市の会社員清水大裕さん(23)は、関西空港から15日に戻る予定だったが、予定を変え、14日の羽田発の飛行機に乗るという。「仕事に間に合うように帰らないといけないので、仕方ない」と苦笑いを見せた。

 帰省先の長崎市から新大阪駅に乗り継ぎで到着した三重県亀山市の小学校講師片岡浩子さん(44)は、フェリーで戻る予定を変更し新幹線を利用。「車内は人でいっぱいで、博多から立ちっぱなしだった」と疲労をにじませた。

 北九州市の小倉駅でも混雑が続き、新幹線改札前には運休を知らせる掲示板が置かれた。大阪府から法事で来ていた新庄征雄さん(77)は15日の帰宅予定を1日遅らせたといい「運休は仕方がないが、もう少し早くアナウンスがあれば」と困惑した様子だった。【共同】

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