鳥栖-柏 延長前半6分、決勝点となるゴールを決めるFWトーレス=千葉県柏市の三協フロンテア柏スタジアム

 途中出場のFWトーレスが延長前半にゴールを奪ってチームを勝利に導いた。殊勲の元スペイン代表FWは「複雑なゲームだったが、勝って次に進むことが重要だった。1-0で自分がゴールを決めて勝つ試合は本当にビッグで、良い一日になる」と喜びをかみしめた。

 ベンチからの観察眼と冷静な判断が生んだゴールだった。トーレスは延長前半の最初からFW豊田に代わってピッチへ入った。「相手の選手は疲れている。しっかりプレスをかければ奪えると頭に入れていた」とトーレス。相手MF手塚に猛プレスを掛けてボールを奪うと、GKと1対1の状況をつくり、右足でゴール左隅に流し込んだ。

 自分のゴールがうれしいのではなく、そのゴールで仲間を助けられたことの喜びが大きかった。トーレスは「自分がピッチに入った時、チームメートは疲れた状態だった。彼らは勝ちに値するだけの姿を見せていた」と話し、「チームは勝ちに値するだけの練習を積んできている。彼らのためを思っての喜びが大きい」と続けた。

 引退まで残り2試合。最後のその時まで、勇姿をピッチに刻み続ける。

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