柔道女子個人78キロ超級で3位になった佐賀商の橋口茉央(左)。右は63キロ級で8強入りした佐賀商の鹿歩夏=鹿児島市の鹿児島アリーナ

 全国高校総合体育大会「南部九州総体2019」は12、13の両日、鹿児島県などで3競技が行われた。佐賀県勢は2競技に出場し、柔道女子78キロ超級の橋口茉央(佐賀商)が3位になった。同63キロ級の鹿歩夏(同)はベスト8に入った。

 柔道女子団体の佐賀商は3回戦で優勝した富士学苑(山梨)に0-3で敗れた。

 和歌山県で行われているセーリングには、唐津西の上園田心太浪と鈴木萌風が出場している。台風の影響で15、16日のレースは中止が決まったため、14日が最終日となる。

チームメートの存在が刺激に

 恐れを知らない1年生が、憧れの全国舞台で強烈な輝きを放った。柔道女子個人78キロ超級は、橋口茉央(佐賀商)が次々と強豪を撃破して3位に入った。挑戦者として、思い切りの良さを心掛けてつかんだ好結果に「びっくりしている」と声を弾ませた。

 2回戦、3回戦と一本勝ちし、準々決勝では八巻衣音(広島・広陵)に挑んだ。対戦を目標にしていた優勝候補。「下がらずに思い切りやろうと思った」。攻めの姿勢が功を奏し、支え釣り込み足で一本勝ちした。「決まった瞬間、『えっ』と思った。技が入ったのはたまたま」と謙遜した。

 小学生の頃から県内トップクラスの選手として活躍し、中学2年時にも全国3位に輝いた。ただ「高校でのメダルは憧れだった。中学とは重さがまったく違う」と喜んだ。この日は武雄中時代からの同級生・鹿歩夏も63キロ級で8強入り。「あっちも頑張っているから、自分も頑張ろうと力をもらえる」。ライバルでもあるチームメートの存在が刺激になった。

 躍進の一方、全国で勝つための課題も浮き彫りになった。準決勝では団体女王・富士学苑(山梨)の平野友萌に、前日の団体戦に続いて一本負け。相手の攻めのパターンは把握していたにもかかわらず、力負けして付いていけなかった。「今後は体重を増やさないといけない。チャレンジャーの気持ちを忘れずに頑張って、来年は優勝したい」。次の目標が明確になった。

【柔道】

 ▽女子団体3回戦

富士学苑(山梨)3―0佐賀商

○黒田 内股 高祖 

○瀬戸 合わせ技 鹿 

○平野 払い腰 橋口 

 ▽同48キロ級1回戦

佐藤暖心(神奈川・横須賀学院)背負い投げ 田中華(佐賀商)

 ▽同52キロ級2回戦

川西陽菜(岡山・創志学園)崩れ上四方固め 山本萌(小城)

 ▽同57キロ級1回戦

庄野文香(佐賀工)優勢 坂口千桜(福井・敦賀)

 ▽同2回戦

武田優香(愛知・大成)大外返し 庄野文香(佐賀工)

 ▽女子63キロ級1回戦

鹿歩夏(佐賀商)合わせ技 馳尾千夏(山形・山形中央)

 ▽同2回戦

鹿歩夏(佐賀商)支え釣り込み足 芦沢佑奈(静岡・藤枝順心)

 ▽同3回戦

鹿歩夏(佐賀商)優勢 延命未姫(群馬・前橋育英)

 ▽同準々決勝

小斉穂奈美(山梨・富士学苑)合わせ技 鹿歩夏(佐賀商)

 ▽同70キロ級2回戦

辻ななる(石川・津幡)優勢 古賀理帆(佐賀商)

 ▽同78キロ級2回戦

小野寺美優(宮城・東北)合わせ技 古賀真里菜(佐賀工)

 ▽同78キロ超級2回戦

橋口茉央(佐賀商)払い腰 辻野いづみ(和歌山・初芝橋本)

 ▽同3回戦

橋口茉央(佐賀商)合わせ技 大森実乗(岡山・岡山理大付)

 ▽同準々決勝

橋口茉央(佐賀商)支え釣り込み足 八巻衣音(広島・広陵)

 ▽同準決勝

平野友萌(山梨・富士学苑)合わせ技 橋口茉央(佐賀商)

【セーリング】

 ▽男子レーザーラジアル級13日までの成績 (32)上園田心太浪(唐津西)66点

(第2レースまで)

 ▽女子レーザーラジアル級13日までの成績 (6)鈴木萌風(唐津西)18点

(第2レースまで)

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