決勝・高木瀬小ク-大川少年 3回表高木瀬小ク無死二、三塁、4番陣内陽が中前に2点適時打を放つ=佐賀市のみどりの森県営球場(撮影・米倉義房)

 高木瀬小クが序盤のリードを守り、粘る大川少年を振り切った。

 初回、2死三塁から陣内、河児の連打で2点を先制した高木瀬小ク。2-1で迎えた三回には、4番陣内の2点適時打と6番森田のスクイズで3点を加えた。守っては3投手の継投で抑えた。

 大川少年は4点を追う六回に2死満塁の得点機で1点を奪ったが、あと一本が出なかった。


 26年ぶりの栄冠をたぐり寄せたのは、頼れる主砲の一振りだった。高木瀬小クの4番陣内陽は、決勝打を含む3安打3打点の大活躍。6月の全日本学童県大会との“2冠”を果たし、「4番の仕事ができた。令和初優勝に貢献できてうれしい」と喜んだ。

 1点差に迫られた直後の三回表。陣内は無死二、三塁の好機で打席に向かった。「相手に傾きかけた流れを止める」と真ん中高めの直球をたたき、中前にはじき返して2人を本塁に迎え入れた。

 徹底した練習が結実した。「5年生の初めにセンターから右方向への意識を持ち始めた」と陣内。決勝では得意の打撃がさえ、初回には先制打となる右越え二塁打を放った。

 昨年の決勝は、基山ファイターズに0-9で完敗。5番左翼だった陣内は「来年は先輩たちの分まで金メダルを取る」と心に秘めていた。四半世紀遠ざかっていた優勝旗をもたらし、照れくさそうに「自分たちの代から、また次に向けて勢いをつけられた」と胸を張った。

 18日に東京で開幕する全日本学童大会に向け、「勝つという大きな目標を持って全力で挑む」と陣内。熱い夏はまだまだ終わらない。

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