自社で取り組むスマート農業の事例について説明するオプティムの坂田泰章ゼネラルマネージャー=佐賀市の佐賀大学

 スマート農業の今後をテーマにした講演会がこのほど、佐賀市の佐賀大で開かれた。研究者と企業の担当者が現在の農業を大幅に変えるスマート農業の可能性を説明した。会場には予想を上回る約80人が集まり、熱気に包まれた。

 農業分野に進出するオプティム(本社・佐賀市)の坂田泰章ゼネラルマネージャーは「AI(人工知能)は自分には関係ないと思う人が多いが、世界を変えるインパクトがある」と力説し、同社が取り組む最新技術を紹介した。今まで人間が農地を見回り千時間以上かかっていた作付け作物の確認が、ドローンの空撮とAIの画像解析で数時間でできることや、稲の坪枯れをドローンで検知してその部分だけ農薬散布ができることなどを動画を交えて示した。

 佐賀大の稲葉繁樹准教授は「農業のIoT活用」をテーマに、現在、取り組まれているさまざまな研究や実証実験を説明した。「省力化はもちろん、ベテラン農家のノウハウを見える化することで誰でも農業ができる時代になる」などと、AIが変える農業のシーンを展望した。

 講演会は、社会人を対象にした特別課程を設けている佐賀大学大学院農業研究科が特別講演会として一般に公開。農業者や行政、JA関係者などが集まった。

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