日用品や戦地で使われていた品々を集めたコーナー=佐賀市の市立図書館

 佐賀市天神の市立図書館で9日、「佐賀市平和展」が始まった。「記憶に刻み、次代へつなぐ」をテーマに、戦火をくぐり抜けた品々を展示し、戦争の事実と記憶を伝える。12日まで。

 日常の中へ静かに浸食していった戦争を、生活者の目線から考えてもらおうと、福岡県鞍手郡小竹町にある民間の戦争資料館「武富戦争資料館」の展示品を借りている。戦時中に使われていたノートや料理道具などの日用品、同館設立者の故武富登巳男さんが戦地から持ち帰ったヘルメットなどを展示している。

 このほか、一升瓶を使った精米で戦時中の暮らしを体験したり、クイズで平和を学んだりできる。VR(仮想現実)映像で各地に残る戦争遺跡を身近に感じられるコーナーもある。

 11日はアニメ映画「この世界の片隅に」の上映(午前10時と午後2時から)、12日午前11時からオカリナとギターのデュオ「シャナ」の演奏もある。同展は1992年に始まり、市が毎年開いている。 

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