「エンジニア三人展」を開いている江川和則さん(右)、西村雅憲さん(中央)、林田純一さん=佐賀市の県立美術館

 工業高校の教師3人による絵画展「エンジニア三人展」が佐賀市の県立美術館画廊で開かれている。漁で使う潜水服や漁港、焼き物の窯などそれぞれが取り組むシリーズ作品をはじめ、100号クラスの大作を中心に22点を展示している。12日まで。

 3人展を開いているのは上峰町の西村雅憲さん(62)、佐賀市の江川和則さん(61)と林田純一さん(63)。3人は定年退職後も佐賀工高、鳥栖工高定時制で生徒の就職支援、機械科や電気科の指導に当たっている。

 3人は佐賀工に勤務していた約20年前、美術教師だった洋画家上瀧泰嗣さん(78)=同、二紀会委員=の手ほどきを受け、油彩画を描き始めた。約10年前からは上瀧さんのアトリエに通って腕を磨き、西村さんと林田さんは佐賀美術協会の会員、会友としてそれぞれ活躍。江川さんも同協会展で長年入選を続けている。

 西村さんは「宇宙服のような形の面白さ、中に人が入っているような不思議な雰囲気に魅力を感じる」という潜水服が題材の作品を中心に展示。江川さんは地元川副町の戸ケ里漁港の風景を多彩な色使いで描き、林田さんはふるさと嬉野市の吉田焼の古びた窯を情感豊かに表現している。

 3人は「定年後の3人展開催の目標がかなった。造形性や故郷への愛着など三者三様の世界観を多くの人たちに見てほしい」と来場を呼び掛ける。問い合わせは西村さん、電話090(7299)1300。

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