多久市南多久町の牟田辺(むたべ)遺跡で獅子の顔が描かれた「帯金具」一式が出土したのは国内で初めてのケースだったことが、市教育委員会の調査で分かった。同じ文様の帯金具の一部は長野県など国内5カ所で見つかっているが、用途など不明な点が多く、全容を知る手掛かりになると期待されている。