新体操男子団体 息の合った演技で多彩な技を繰り出す神埼清明の選手たち=鹿児島市の鹿児島アリーナ

新体操男子団体で3位入賞した神埼清明のメンバー=鹿児島市の鹿児島アリーナ

 3連覇は逃したが、逆境をはねのける堂々の演技で会場を沸かせた。新体操男子団体の神埼清明は、大会直前に選手が負傷するアクシデントに見舞われながら3位入賞。動揺が広がる中での演技となったが、主将の太田悠介は「いつも通りの演技ができた」と言い訳しなかった。

 「3連覇は考えず、チャレンジャーの気持ちで臨んだ」と太田。滞空時間の長い回転技や、6人全員が一糸乱れぬ動きを披露し観客を魅了した。終盤、大技を立て続けに繰り出すと、会場から「おー」と感嘆の声も漏れた。

 鹿児島入り後の4日、選手の一人が練習中に左足首を負傷した。本番までに少しでも回復させようと、その選手を2日間安静にさせた。メンバー全員がそろって練習できたのは演技当日のみ。「こういう時は、けがをした子は失敗せず、周りがミスすることが多いからな」。中山智浩監督は競技に入る直前まで選手たちに注意の言葉をかけ続けた。

 アクシデントによる動揺からか、倒立で静止できないミスも出て、頂点には立てなかった。ただ、もっと大きく乱れてもおかしくない状況の中、きっちり表彰台入りを果たした。「自分たちに力がなくて悔しいが、やれることはやった」と太田。3連覇はならなかったが、王者にふさわしい高い精神力を示して見せた。

 

 ▽男子団体 (3)神埼清明(太田、乾、川内、石橋、中山、小野)17・525点

 ▽女子団体 (8)佐賀女(河野、枝折、吉積、松本、中牟田、原口)20・300点

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