佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、九州防衛局は6日、有明海で5月から実施しているコノシロ(コハダ)漁への騒音影響調査の中間報告を藤津郡太良町の県有明海漁協大浦支所で実施した。45例中44例で魚群が沈むなどの変化が表れ、「魚の行動に影響を与える」と認めつつ、漁自体への影響については言及を避けた。

 防衛局によると、報告は5月14日~6月18日までの6日間分。佐賀空港周辺海域の上空300~500メートルで、陸自の大型ヘリ(CH47)を飛行させた。船から観察できる状態で、ヘリが魚群の上を飛行してデータが取れたのは45例で、このうち44例は魚群が沈み、一定時間が経過した後、再び表層で魚群を確認した。1例だけ反応しなかった。

 報告は非公開で、投網業者ら約20人が参加した。防衛局の秋吉裕一地方調整課長は終了後、「魚の行動に何らかの影響を与えることは分かった」と報道陣に述べた。一方で「操業への具体的な影響は実際に(オスプレイの)運用を開始してみないと分からない」とも話した。

 大浦支所の弥永達郎運営委員長は「再調査をしてもらい、漁業者の主張が分かってもらえたと思う」と述べ、「漁業者が安心して暮らしていけるような海を存続させたい。できるならオスプレイは来てほしくない」と不安を口にした。

 調査は残り2日で、全て終えた後、改めて結果を公表する予定。

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