3年ぶりの全国大会への切符をつかんだ佐賀フィールドナインのメンバー=佐賀市大和町

唯一の県外選手で、エースとしてチームをけん引する西田稀士郎選手

 佐賀市で練習を重ねる中学生の硬式野球チーム「佐賀フィールドナイン」が、11日に東京都で開幕する第13回全日本中学野球選手権大会に出場する。“中学生の甲子園”と呼ばれる大舞台への切符を3年ぶりに手にし、八谷晟歩(せいほ)主将=神埼中3年=は「一戦ずつ全力で戦い、日本一が目標」と意気込む。

 佐賀市を中心に県内全域から49人が集まり、週3日3時間、佐賀市大和町の河川敷グラウンドでプレーに磨きをかけている。佐賀、長崎、大分、熊本の4県から58チームが参加した予選を勝ち上がり、10チームが代表権を争った7月の中九州大会に進出。決勝を含む3試合で19得点の攻撃力と4失点の安定した守備力を誇り、優勝して全国切符をつかんだ。

 「投打のバランスがいい」と若林暁生監督。タイプの違う5人の投手陣は、本格派左腕の西田稀士郎(きしろう)選手=福岡・柳南中3年=と右横手投げの馬場拓海選手=諸富中3年=の2枚看板が軸。西田選手は183センチの長身から投げ下ろす力強さが持ち味で、馬場選手は直球とスライダーで組み立てる。

 攻撃面は「どこからでも得点できる。特に1~3番で2点を奪うことを目指す」と若林監督は自信をのぞかせる。長打力のある八谷主将、巧打者の富崎大都(やまと)選手=川副中3年=の1、2番が鍵。共に通算打率が5割近く、3番には勝負強い西田選手が控える。

 全国大会は32チームが出場し、初戦は強豪の枚方ボーイズ(大阪府)と対戦する。2月の遠征時には6-1で勝っているが、「胸を借りるつもりで戦う」と若林監督。選手宣誓の大役も務める八谷主将は「緊張はない。そこから勢いをつかみたい」と力を込める。

このエントリーをはてなブックマークに追加