子どもを叱る時にかけてしまいがちな言葉「なんで、そんなことするの?!」という問いかけ。

 そのWHYの問いかけは、「あなたがなぜ、そんなことするのか理解できません」という拒絶に近いようなニュアンスが含まれているように思います。

 幼児期は特に自分でも理由が分からず行動してしまうことがほとんどです。つい、大きな声を出してしまったりする子もいます。

 「なんで、そんな大きな声を出しているの?!」と言っても、子どもからすれば「大きな声を出したかったから」に過ぎません。そこでWHYを問うても、次への行動につながりにくい場合があります。もし、小さい声で言ってほしければ、「もう少し小さい声でお話しましょう」と伝えた方が子どもにとっては分かりやすい指示になります。

 また、子どもに考えて行動してほしいときには、WHYよりもHOWの方が良い場合があります。例えば、ご飯をボロボロとこぼして食べる子に対する注意を考えてみましょう。WHYで問えば、「なんで、ご飯をボロボロこぼすの?!」→「だって、こぼれるんだもん」「だって、ぼく3歳だもん」(笑)という風になってしまいます。

 HOWで問うと、「どうすれば、ご飯をこぼさずに食べられるかな~?」→「う~ん、机にもう少し近づけばいいのかな~」と子ども自ら答えを導き出す可能性が高くなります。

 なぜ?(WHY?)を問うて、できなかった理由を聞き出すより、どうすればできるか?(HOW?)と未来を考えることができる人になってほしいと思います。(パパ記者・吉村直記=おへそ保育園グループ統括園長)

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