土の中にいたカブトムシを捕まえる小学生=多久市のこがベリー園

 佐賀市の小学生約50人が7月23日、多久市の農場などで自然体験を楽しみました。炭火で米を炊(た)いたり、観光農園を営(いとな)む農家からカブトムシの捕(つか)まえ方を教わったりし、「こっちにいた」「捕まえたよ」と歓声(かんせい)を上げました。
 県内の民話や昔遊びの伝承(でんしょう)に取り組む「さが昔話の会」が企画(きかく)し、1~5年生までの男女が集まりました。旧(きゅう)南部小の南渓(なんけい)分校跡(あと)では、米を竹筒(たけづつ)に入れて炭火で炊き、地元住民が作ったカレーを昼食にしました。
 分校の卒業生で、校舎(こうしゃ)跡の利活用に励(はげ)む古閑(こが)勝己(かつみ)さん(74)が先生役を務(つと)めました。子どもたちは古閑さんの農園でチョロチョロと動くトカゲやミミズにおびえながら、飼育(しいく)場の土の中からカブトムシの成虫やさなぎを手で掘(ほ)り出(だ)しました。
 さが昔話の会は8月26日から1週間、南渓分校跡でお化け屋敷(やしき)のイベントを計画。応募(おうぼ)した子どもたちと一緒(いっしょ)に運営(うんえい)し、地域(ちいき)に伝わる怪談(かいだん)も聞けるといいます。佐賀市でウェブデザインの仕事をしながら会を率(ひき)いる宮地(みやち)武志(たけし)さん(54)は「アナログ的な体験を通して、心に残る取り組みにしたい」と話しています。(7月26日付20面)

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