浅川さんが手作りした「ごろうくん」(左)と「マニャー」の人形

贈った人形を持つ浅川さん(中央)と佐賀南署の江里口真さん(左)と山田睦巳さん=佐賀市の諸富交番

 佐賀市諸富町の会社員浅川功樹さん(50)が、交通安全の願いを込めて手作りの人形を贈っている。県内の警察署や交番、地元の保育園などに人形を届け、交通マナー向上を呼び掛けている。

 浅川さんは小学生の頃から自転車に乗る機会が多く、高校生ではサイクリング部に入部した。「外の世界を見てみたい」という好奇心から、高校1年から夏休みなどを通し、4年かけて自転車で日本一周を経験した。20代前半には欧州や南米など計14カ国を9カ月間かけて駆け巡った。

 その間、埼玉県では一時停止を無視した車にはねられ、海外では直前を走行していたトラックから落ちた木材に乗り上げ転倒するなど、一歩間違えれば、死につながる事故を経験してきた。

 現在は年に数回、林道などをサイクリングしているが、「昔より交通量が増えた中、方向指示器を出さない車が多く、自転車に乗る時は恐怖を感じる」と語る。ドライバーの立場になると、逆走やイヤホンを付けての運転など、マナーの悪い自転車をよく見かけるという。

 「交通安全に向けての意識が高まれば」と浅川さん。物作りが趣味で、段ボールや発泡スチロールなどで人形を手作りし、県内の警察署や地元の学校などに贈っている。

 5月には鳥栖署に高さ約1・2メートルの県警マスコットキャラクター「ごろうくん」の人形を寄贈。6月には諸富交番に「ごろうくん」と県の交通マナーアップを呼び掛けるゆるキャラ「マニャー」の人形2体(約20センチ)を届け、地域の安全を見守っている。

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