オンラインでフィリピン人講師とのマンツーマンの英会話の授業を受ける児童=上峰小

2015年4月2日の記事

 佐賀県三養基郡上峰町は1日、2020年度から「英語」が小学校の教科となる予定を受け、小学生を対象にインターネットを使った1対1の英会話教育に取り組む方針を明らかにした。=上記、2015年4月2日の記事から


 上峰町の上峰小5、6年生を対象に実施されているオンライン英会話教育が導入5年目を迎えた。英語で外国人とコミュニケーションを取ることに積極的な児童が増えたこと、卒業生の英語の成績が県平均を大きく上回ることなどの成果が報告されている。

 オンライン英会話は、教育の町づくりの一環として2015年度に導入。語学学習に欠かせない会話量を増やし、外国人に対する壁を低くすることで、さまざまな分野で活躍できる国際的な人材の育成を目指している。

 導入当初はタブレット端末やスカイプで実施していたが、現在は独自ソフトでフィリピンにいる講師とオンラインでつなぎ、1コマ当たり15分のマンツーマン授業を実施している。オンライン授業の前に日本人講師の授業を行うことで、スムーズにフィリピン人講師との会話に入れるように工夫しているという。

 7月18日に同町や事業を請け負うエンビジョン(本社・東京都)が実績を発表した。英語を使って外国人と1人で話すことができる児童が3・6倍に増え、英語で話す時に緊張する児童が2分の1に減少したことなどが報告された。またオンライン授業を受けた児童が中学進学後に受けた県学習状況調査で、英語の平均点が県平均に対し、1年生で6・8ポイント、2年生で13・1ポイント高かったことも成果として挙げられた。

 町教委の吉田淳事務局長は「英語への苦手意識がなくなり、中学校でもスムーズに英語に取り組めている」とした上で、「結果が出ているのがありがたい。平均点が高いのは全体の底上げが図られているということ。今後も続けていきたい」と話した。

 

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