元徴用工訴訟問題や韓国への半導体材料の輸出規制強化で日韓関係が悪化していることを受け、佐賀県教育委員会と韓国・全羅南道(チョルラナムド)が計画していた交流事業が中止になった。生徒の派遣や受け入れを予定していた全羅南道側から、安全確保が難しいなどと連絡があったという。

 県教育振興課によると、合宿型の英会話学習が中止になった。28日から8月1日に全羅南道の麗水(ヨス)市で開かれる催しに県内の中学生8人が、8月上旬に佐賀市の北山少年自然の家で開くイベントに韓国の中高生8人が参加する予定だった。

 23日に全羅南道の教育庁から県内への派遣を中止するという電話があった。翌24日には韓国への受け入れも断念することが電話で伝えられた。25日には文書も届き「日韓の関係悪化のため非常に残念だが、安全上のリスクが否定できないため受け入れられない」という内容だったという。

 麗水市での催しは子どもたちを送り出す直前で、北山少年自然の家での英会話合宿は今年初めて韓国側の生徒を受け入れる予定だった。山口祥義知事は「(地方都市同士の交流に影響が出たのは)本当に残念。こちらに来てもらうのは歓迎しているので、特に子どものたち交流は予定通りできるようにお願いしたい」と話している。

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