トヨタ紡織九州-豊田合成 後半、相手の最後の決定機を体で防ぐトヨタ紡織九州の岩下祐太(右から2人目)=愛知県の豊田合成健康管理センター

 第44回日本ハンドボールリーグ第3週は27日、愛知県の豊田合成健康管理センターなどであり、トヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は豊田合成(愛知県)に28-28で引き分けた。通算成績1勝1分け2敗(勝ち点3)で、順位は一つ上がって6位。

 トヨタ紡織九州は前半、梅本貴朗のサイド攻撃や田中大介のステップシュートなどで得点を重ねると、終盤には岩下祐太の好セーブも飛び出し、13-13で折り返した。

 後半は李琅鎬(イ・ウンホ)や途中出場の三重樹弥の得点などで一時、4点のリードを奪った。残り2分を切ったところで同点に追い付かれたが、一丸となった守備で相手の好機を防ぎ、引き分けに持ち込んだ。

 トヨタ紡織九州は第4週の8月31日午後6時から沖縄県立武道館アリーナで琉球コラソン(沖縄県)と対戦する。

 

岩下好セーブ連発

 ○…守護神が大事な勝ち点1を引き寄せた。トヨタ紡織九州のGK岩下祐太が前後半の終盤に好セーブを連発。「(チームメートと)互いに要求し合ったことを体現できた」と振り返った。

 13-13で迎えた前半最後のプレーで相手と1対1になったが、素早く体を寄せて防いだ。試合終了間際には、相手のシュートに対して動き出しを我慢し、ワンバウンドのボールを両手ではじいた。日本代表に名前を連ねるGKは「勝負どころでしっかり守れているのは成長している部分」と胸を張った。

 

■ハイライト 強豪相手に互角

 トヨタ紡織九州レッドトルネードは昨季レギュラーシーズン2位の豊田合成を相手に互角の戦いを演じた。最後の好機を仕留めきれず引き分けに終わったが、金明恵(キム・ミョンヘ)監督は「チャレンジャーとしてよく戦ってくれた」と振り返った。

 28―28で迎えた残り35秒からの攻防。相手はタイムを取って万全の攻撃を仕掛けてきたが、粘り強い守備でしのぎ、残り24秒で攻撃のターンになった。

 逆にタイムを取り、攻めの形を確認してコートに戻ったトヨタ紡織九州は、酒井翔一朗が相手GKと1対1の場面をつくった。ただ、シュートは相手GKに阻まれ、速攻を受けてまたピンチに。最後は朴永吉(パク・ヨンギル)と岩下祐太らが懸命の守りを見せ、勝ち越しは許さなかった。

 相手は開幕3連勝中で、いずれも30点以上を奪ってきた。攻撃力のある相手に対し、金監督は「相手が慌てるように緩急をつけたプレーを心掛けた」。遅攻と速攻をうまく使い分け、最後まで粘り強く戦えたことは、今後の自信になるだろう。

 リーグ戦は約1カ月間中断し、8月中旬には国体九州ブロック予選が控える。その間の約2週間、日本代表の活動に参加する酒井は「チームがしっかり歩みを進めるためにも、自分もやるべきことをやってくる」と力強く話した。

 

 ▽男子

豊田合成

(3勝1分け)2813―13

15―1528トヨタ紡織九州

(1勝1分け2敗)

大崎電気

(4勝)3516―10

19―1222琉球コラソン

(4敗)

大同特殊鋼

(4勝)3115―9

16―1524北陸電力

(4敗)

トヨタ自動車東日本

(3勝1敗)2713―13

14―1326湧永製薬

(1勝3敗)

トヨタ車体

(3勝1敗)3819―8

19―1220ゴールデンウルヴス福岡

(4敗)

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