「原爆と人間」パネル展で、原爆の惨状を伝える写真に見入る女性=武雄市図書館・歴史資料館

 原爆の惨状を伝える写真や絵画で、核兵器廃絶と恒久平和を訴えるパネル展「原爆と人間」が27日、武雄市図書館・歴史資料館で始まった。原爆投下後の広島と長崎の写真など30点のパネルで、核のない世界を訴えている。28日まで。

 武雄市原爆被害者友の会(瀬川勝洋会長、約30人)が、日本原水爆被害者団体協議会が制作したパネルを活用して毎年夏に開いている。

 長崎の駅で寄り添うようにして亡くなっている母子の写真のほか、「奇跡的に生き延びることができましたが、『生きる』ことは『苦しみに耐えること』にほかなりませんでした」という被爆者の声が添えられたパネル、米の水爆実験で死の灰を浴びた第5福竜丸の写真も展示されている。

 長崎県大村市の女性(66)は、亡くなった小さな弟を背負い、直立して火葬を待つ少年を撮った「焼き場の少年」の前で長く足を止めた。「すごく胸を打つ。こんな悲惨なことがないよう、平和が続くことを祈りたい」と涙をぬぐった。

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