社会とのつながりや会話することの大切さなどについて、光風会病院の江本すずな院長が説明したセミナー=佐賀市下田町のメガネのヨネザワ佐賀本店

 健康のさまざまな悩みの解決法を専門家がアドバイスする「健康ほっとセミナー」(佐賀新聞社主催、メガネのヨネザワ共催)が27日、佐賀市下田町のメガネのヨネザワ佐賀本店で開かれた。光風会病院(みやき町)院長で精神科、心療内科医の江本すずな氏が「心の病にならないために」をテーマに話し、約50人が聴講した。

 江本氏は、老年期のうつ病と認知症は非常に見分けがつきにくいとし、認知症による物忘れは「体験の一部ではなく、全部を忘れる」「場所や時間が分からない」「覚えていないことを取り繕うのがうまい」などの特徴があると説明した。認知症になりやすい要因のうち「社会的孤立」をポイントに挙げ「会話をすることが認知症予防のヒント。家族や安心できる人との関わりは、何よりの栄養素になる」と指摘した。

 何らかの介助や介護が必要になる健康寿命と平均寿命の間には男性で8・84年、女性で12・35年の差があり「心の健康や五感を使った感動が、健康寿命を延ばすために大事になる。新しい発見やおしゃべりを通して、ちょっとのドキドキ、ワクワクを心掛けて」と呼び掛けた。

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