須賀神社を目指し、囃子にのって威勢良く巡行する飾り山=小城市小城町(昨年の702年祭から)

 小城市小城町の夏祭り「小城山挽(やまひき)祗園703年祭」が27、28の両日、小城町の須賀(すが)神社周辺で開かれる。27日の前夜祭で幕を開け、28日は軽快な囃子(はやし)にのって、3台の飾り山が中心部を練り歩く。

 鎌倉幕府の東国御家人、千葉胤貞(たねさだ)が1316(正和5)年、現在の須賀神社に祇園社を建立したのが始まりとされる。「祗園さん」の呼び名で地域に親しまれ、飾り山を巡行する上町、中町、下町と、浮立を踊る横町、小城商工会議所による実行委員会が毎年開いている。

 27日は午後6時半から、横町の子どもたちが各町を回り、巡行の安全を願って浮立を奉納する。歩行者天国になる神社前の通りでは恒例の「市民総踊り」が開かれ、昨年並みの約600人の参加を見込む。

 本祭の28日は午前10時、巡行ルートの県道48号と国道203号が交わる下町交差点で出陣式を行った後、武者人形などを飾った飾り山が神社を目指して出発。午後5時からは「下り山」が各町を巡る。

 実行委員会の会長を務める小城商工会議所の村岡安廣会頭は「ここで暮らす皆さんが元気に生きるための、地域の明るい未来をつくるための祭り」と位置付け、「700年祭で地域にともった火をさらに熱くしていきたい」と話す。

 問い合わせは小城商工会議所内の実行委、電話0952(73)4111。

■ビアガーデンやコンサートも

前夜祭の27日には、歩行者天国の通りに面した小柳酒造でビアガーデンが開かれる。翌28日の本祭を盛り上げようと、市民有志が企画。飲み物や軽食を提供するほか、地元の市民吹奏楽団やシンガー・ソングライターのコンサート、拓本の展示などで来場者をもてなす。

 27日午後5時から酒蔵の一角を開放し、焼きそばや鶏の唐揚げ、かき氷、からつバーガーを販売する。日本酒のハイボール、ビールもそろう。韓国の陵墓や中国の古典の文様、文字を写し取った拓本も飾る。

 22回目となるコンサートは午後5時、同8時からの2回。第1部は結成30周年を迎えた吹奏楽団「小城ウインドアンサンブル」が出演し、夏にちなんだポップスや演歌のメドレーを奏でる。第2部は、北村尚志さんによるアコースティックライブ。オリジナル曲などをじっくりと聴かせる。

 ビアガーデンは午後9時までで、コンサート、拓本の展示は無料。問い合わせは市民グループ「天山ものづくり塾」の富永さん、電話090(3900)3923。

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