最高裁に向かう原告団=東京都千代田区

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門問題を巡る訴訟の上告審弁論が26日午後、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)で始まった。国の請求を認めて開門命令の確定判決を事実上無効化した二審福岡高裁判決の正当性に関し、国側と確定判決の勝訴原告の漁業者側がそれぞれ主張する。

 弁論は通常、二審の結論を変更する場合に開く必要があるため、高裁判決が見直される可能性がある。最高裁は、確定判決の効力を争点にして審理することを示していた。

 訴訟は、国が2010年の福岡高裁確定判決に基づく開門を強制しないよう求める「請求異議」を提起していて、福岡高裁は昨年7月、国側の主張を認める判決を言い渡した。漁業者側は上告し、確定判決の効力に関する高裁判決の判断に対して「民事訴訟法の解釈、適用を誤っている」などと訴えていた。

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