佐賀北高校の得点に湧く三塁側スタンドの応援団=佐賀市のみどりの森佐賀県営球場

 スクールカラーの緑に染まった三塁側スタンドが歓喜に揺れた。25日の全国高校野球選手権佐賀大会決勝で、佐賀北が5年ぶりの優勝を果たした。昨年の初戦敗退の悔しさをバネに、夢舞台への切符をつかんだ選手たち。応援団は健闘をねぎらうとともに、全国制覇した12年前の夏の再来を期待し盛大な拍手を送った。

 インターハイに出場するサッカー部やバスケットボール部、さが総文祭を控えた吹奏楽部などを除く約500人が駆け付けた。応援を指揮する野球部の柴田楓之郎さん(17)は「これだけの生徒が集まってくれて、選手の力になる」

 ゲームは初回に動いた。先頭の中村一翔が三塁打を放ち、直後のスクイズで先制するとお祭り騒ぎに。父親の佳孝さん(45)は「先制点が取れてうれしい。1年生なのでチームの足を引っ張らないように頑張ってほしい」

 五回2死満塁のピンチを切り抜けると、割れんばかりの歓声が上がった。勝利目前の九回。エース川崎大輝の母涼子さん(45)は「最後まで気の緩みがないように」と願い、ゲームセットの瞬間、生徒や保護者も選手と同様に抱き合って喜びを爆発させた。

 県高校文化連盟会長で総文祭の準備に追われる中、足を運んだ渡邊成樹校長は「試合を重ねるごとにうまくなり、打てるようになった」とたたえた。昨年の主将・香月慎之介さん(18)は「1年間、相当努力してきたのが伝わってきた。甲子園を思い切り楽しんで」とエールを送った。

このエントリーをはてなブックマークに追加