あの「がばい旋風」から12年。きのう高校野球佐賀大会決勝戦で佐賀北が5年ぶり5度目の優勝を決めた。甲子園で優勝した投手久保貴大さんが、今度は監督として大舞台の土を踏む。きっと全国で話題にのぼるだろう◆佐賀北は今大会、ノーシードから勝ち上がった。鳥栖との決勝では先制、中押し、終盤のだめ押しを決め、ノーエラーの堅い守りも見せた。校歌を高らかにうたう選手の一方で、そつのない試合運びと同じように、淡々とした表情が印象的だったのが久保監督だ◆恒例の優勝インタビュー。アナウンサーから「今度は監督として甲子園に凱旋(がいせん)することになりますが」とマイクを向けられると、「想像できません。とてもうれしい」と言葉少な。それでも「北高らしく戦って甲子園で勝てるよう頑張りたい」と決意を口にした◆就任わずか2年目。生徒との信頼関係を大切にしてきたのだろう。涙でくしゃくしゃの小野颯真主将が「久保先生は優勝されているので、その教えに倣って頑張ります」と答えていたのが頼もしかった◆今大会では同じ佐賀北優勝に貢献した副島浩史さんが采配を振った唐津工の活躍も注目を集めた。「がばい旋風」の再来はあるのか。開幕は来月6日。かつての球児が教え子を連れて乗り込む甲子園だ。やってくれるのでは! そんな期待が膨らむ。(丸)

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