日本茶ブランド「ENTEA」を手掛ける丸若裕俊さん(右)と松尾俊一さん=嬉野市の起立工商会社

 嬉野市嬉野町不動山の山あいに、うれしの茶を中心にした新しい日本茶ブランドを開発する会社がある。伝統工芸品のプロデュースなどの事業を手掛ける「丸若屋」(東京都)の代表の丸若裕俊さん(39)と嬉野町の茶農家松尾俊一さん(41)が手掛け、ブランド名は「ENTEA(エンティー)」。先月のG20大阪サミットでも普及に努め、茶の新たな可能性を探っている。

 知人の紹介で知り合い、2017年3月に「起立工商会社」を設立した。茶畑に囲まれた里山の中にモダンな事務所を構えている。松尾さんがブランドで使う茶の選定や開発などに取り組み、丸若さんは普及に向け奔走している。

 この間、東京・渋谷でうれしの茶などを扱う日本茶専門店「幻幻庵」を開いたり、武雄市の御船山楽園で開催している企画展で、茶の中にデジタルの花を咲かせる演出をする「幻花亭」を開いたりしている。

 大阪サミットでは、首脳の夫人らが集うプログラムの総合演出を丸若さんが担当し、松尾さんが茶の提供などをする役割を担った。

 「新しい時代を象徴するようなお茶を提供していければ。お茶から離れている若い世代や海外にも目を向けていきたい」と丸若さん。松尾さんも「お茶で感動を与えるものを作っていきたい」と意欲を見せる。ENTEAの商品は、同社のホームページや佐賀市のセレクトショップ「GOFUKU」から購入できる。

このエントリーをはてなブックマークに追加