市文化財に登録された鉄戈(鹿島市提供)

 鹿島市教委はこのほど、鹿島高の校舎改築に伴う2015年度の旭ケ岡遺跡発掘調査で出土した「鉄戈(てっか)」やかめ棺など遺物17点を市重要文化財に指定したと発表した。武器で祭礼道具の鉄戈は、北部九州で出土している20数例の中で最大級。8月3日から25日まで市民図書館で初めて一般公開する。

 市教委によると、旭ケ岡公園一帯に位置する遺跡を調査した結果、弥生中期から後期初めにかけての墓城があると分かった。出土した遺物の中から鉄戈、銅矛、磨製石剣(切先)、かめ棺、管玉、まが玉を市文化財に指定した。

 市教委は「旭ケ岡遺跡が鹿島地方の拠点集落であったことを示す資料」と解説。墓から武器の切先が出土していることから、集落同士の戦いがあったことも類推されるという。

 今回、保存処理を終えたことで初めて公開する。

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