詩文を暗記し「リズム感を大事にした」と話す青栁七聖さん=佐賀市の佐賀北高

 生命感あふれる作品に―。佐賀北高書道部3年の青栁七聖さん(18)は、中国の詩文68文字を暗記し、文字のリズムを生かした作品に仕上げた。「集中が途切れず、楽しんで書けた」と振り返る。

 佐賀北高書道部は、今年の全日本高校書道コンクールで最高位に輝くなど、全国大会の上位常連校。青栁さんは昨年の県総文祭で特選に選ばれ、さが総文への切符をつかんだ。全日本には約20点を出品したが、入賞を逃し、「今までにないくらい悔しかった。それがきっかけで貪欲になれた」という。

 今回出品したのは、波のようにうねったはらい「波磔(はたく)」が特徴的な隷書の作品。筆の流れや勢いを止めないよう手本を見ずに制作に臨んだ。県代表のプレッシャーは大きかったが、「焦りがあると硬くなってよい作品が書けない。楽しむように切り替えた」と話す。

 小学1年から習字を始めて10年余り。同校の卒業制作展で表現の深さに圧倒され、迷わず書道部に入った。さが総文では「順位も気になるけど、佐賀の部員同士でレベルの高い作品を共有できるのが何よりうれしい」と胸を躍らせる。

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