「場面の情景が浮かぶように伝えたい」と語る坂井桃花さん=神埼市の神埼高

 神埼高放送部3年の坂井桃花さん(17)は、昨年の信州総文祭で入賞を逃した悔しさも胸に、放送部門の朗読に臨む。「場面の情景が浮かぶように伝えたい」と意気込む。

 入部のきっかけは「声が大きいのが取りえだと思って…」。中学までは勉強や運動に打ち込めず、「自分だけの特技を見つけたい」と受験時から入部を決めていた。ミュージカルが好きで、声で感情を表現する朗読は自身にぴったりはまった。「ナレーションも、登場人物も1人占めできる。全部表現できるので楽しい」とはにかむ。

 1年生の頃から、苦手な行の滑舌や発声など基礎練習を徹底してきた。昨年のNHK杯全国高校放送コンテストで準決勝まで進み、さが総文出場を懸けた県予選で1位通過するなど、めざましい活躍ぶりだ。

 本番のステージは31日で、藤井青銅さんの「マグカップ」を読む。普段は感情の起伏があるシーンを読むことが多いが、今回は同世代の女の子が主人公で、「自立したい」と思う自分と重なる部分もある。「感情を込めすぎず、あっさりとした読み方をしたい」と新たな表現に挑戦する。

このエントリーをはてなブックマークに追加