準決勝・佐賀北-神埼清明 3回表佐賀北2死満塁、走者一掃の右翼線二塁打を放ち、雄たけびを上げる4番小野颯真=みどりの森県営球場

 「こんなに(点が)入るとは思っていなかった」。指揮官も驚く猛攻だった。佐賀北は12安打10得点と打線が爆発し、五回コールドで5年ぶりの決勝進出を決めた。三回に口火の3点二塁打を放った主将の4番小野颯真は「全員が積極的に振った結果」と胸を張った。

 0-0で迎えた三回2死満塁。小野は2ボールから「真っすぐしか来ないはず」と強気に攻める相手バッテリーの心理を読み切った。3球目の内角直球を振り抜いた一打は右翼手の頭上を越え、塁上で雄たけびを上げた。

 140キロ台の直球を誇る相手エースへの対策が功を奏した。前日は通常より3メートル前から投げた直球を打ち込み、試合でも高めの直球に手を出さないよう徹底。久保貴大監督は「打撃投手をやってくれた3年生のサポートのおかげ」と感謝した。

 準々決勝までの3試合で奪った得点は11点で、「きょうはたまたま」と久保監督。それでも、防御率1・00の主戦川﨑大輝を中心に4試合で失策わずか2の堅守に加え、小野を含めた中軸に当たりが出てきた。

 鳥栖の左右二枚看板の攻略に向け、「自分たちがどれだけ食らいつけるかが鍵」と小野。12年前に全国制覇を果たした指揮官とともに、5年ぶりの甲子園切符をつかんでみせる。

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