カフェ「CALALI」の店内。8月中には民泊も始める=唐津市江川町

築140年以上の古民家を改修してカフェ「CALALI」と代表の徳永明寛さん=唐津市江川町

築140年以上の古民家を改修してカフェ「CALALI」と代表の徳永明寛さん=唐津市江川町

 唐津市江川町に建つ築140年以上の古民家が、カフェとして再生した。福岡県糸島市の徳永明寛さん(35)が約1年かけて改装。唐津くんちの巡行路沿いという好立地を生かし、今夏には民泊も始める。地区住民からは地域活性化を期待する声も上がっている。

 建物は1878年に建ち、薬問屋として使われていた。木造2階建てで、延べ床面積は約250平方メートル。中庭もある。2018年から空き家になっていたため、取り壊して駐車場にする計画が進んでいた。

 そこを徳永さんが気に入り、5月からカフェ「CALALI(カラリ)」として開店した。土間のカウンター席や和室でコーヒーやデザートが楽しめるようになった。

 舞台照明を請け負う福岡市の会社で働き、サーカス「シルク・ド・ソレイユ」や有名歌手のコンサートなどを担当していた徳永さん。16年に「好きなことに挑戦しよう」と退社し、照明の仕事を請け負いながら、カフェのための物件を探していたところ、この古民家と出合った。「松原があり、海があり、お城もある。ここしかないと思った」と話す。

 カフェの目の前の通りは、唐津くんちの曳山(やま)が走る巡行路で、2階の窓から曳山を間近に見られる。8月中にはさらに宿泊施設として改修を進め、観光客も呼び込む。

 こうした動きを地域も歓迎する。近くで畳店を営み、カフェの新しい畳を手掛けた松浦次男(つぎお)さん(86)は「昔は商店や職人でにぎわっていたが、今は過疎が進む。カフェの開店を機に町に活気が出ればうれしい」と喜ぶ。徳永さんは「人と人がつながり、新しいものが生まれる場所にしていけたら」と話した。

 カフェは正午~午後7時ごろまで営業。不定休。問い合わせはメール、calali.info@gmail.com

このエントリーをはてなブックマークに追加