将来なりたいものを描いた絵を見ながら、当時の思い出を語り合う大山小の卒業生たち=有田町の同校

卒業アルバムに収められていた、29年前のタイムカプセル埋設の様子

 有田町の大山小の卒業生が29年前に埋めたタイムカプセルが22日、掘り起こされ、開封された。大人になった自分に宛てた手紙や絵など学校生活の記録が詰まった宝物に、立ち会った卒業生たちは「童心に帰った気分」。同窓会を計画し、思い出を分かち合うことにしている。

 タイムカプセルは1989(平成元)年度の6年生76人が、体育館近くの卒業記念モニュメントそばに埋設していた。敷地を囲むブロック塀を撤去し、フェンス化する工事に伴い、モニュメントを移すことを、篠原一彦校長が学校だよりでお知らせ。卒業生から、20歳の同窓会の時に開封しそびれていたというタイムカプセルの情報が寄せられた。

 開封には4人が立ち合った。中には「プロ野球選手になっていますか?」など成長した自分への手紙のほか、将来の仕事を描いた絵、学校生活を振り返る寄せ書きやビデオが収められていた。佐賀新聞の「ボクの夢私の夢」も同封されていた。手紙など一部が濡れており、乾かす作業を進めながら、思い出話に花を咲かせた。

 開封に立ち会った今泉聡子さん(41)さんの娘の彩羽さん=同小5年=は「芸能人になりたいというお母さんの夢は意外」と同年代の母親に興味津々。飲食店でおかみを務める聡子さんは「(芸能人もおかみも)人を喜ばせる点では一緒かな」とはにかんだ。木寺睦仁さん(41)は「同窓会が盛り上がりそう」と声を弾ませた。

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