入棺体験をする参加者=伊万里市の伊万里セレモニーホール

 子育て世代を対象にした終活体験会が21日、伊万里市松島町の伊万里セレモニーホールで開かれた。参加者は限りある人生の終わりを意識することで、子育ての日々のかけがえのなさを感じていた。

 市内の父親でつくる子育てサークル「いまりパパネットワーク」が企画し、6家族が参加した。サークルの会員で葬祭ディレクターの森園淳司さん(33)が進行役を務めた。

 残された家族への伝言を記すエンディングノートについて、森園さんは「今を有意義に生きるためのものでもある。生きているうちに家族とたくさん会話してください」と呼び掛けた。

 入棺体験もあり、参加者からは「なんとも言えない複雑な感じ」「棺(ひつぎ)の中から子どもの顔を見ていたら、涙が出てきた」と感想が漏れた。サークル代表の片桐亮さん(39)は「家族と別れたくないけど、その日がいつ訪れるか分からない。一日一日を大事にしたい、とあらためて思った」と話した。

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