参院選で投票をする有権者=佐賀市の赤松小体育館

 参院選で共同通信社が投票日の21日に実施した出口調査の佐賀選挙区(改選数1)を分析すると、圧勝で再選を果たした自民現職の山下雄平氏(39)は、自民支持者や連立を組む公明の支持者を固めて盤石の態勢を示した。野党統一候補で国民民主元職の犬塚直史氏(64)は、野党支持者を取り込んだものの、厚い保守地盤を切り崩すことはできなかった。

 山下氏には、回答者の半数近くを占めた自民支持者の93%が投票した。公明支持者は72%だった。支持する政党がない無党派層は51%で、犬塚氏をわずかに上回った。性別では男女ともに65%前後の得票を固めた。年代別では20代が74%で投票した割合が最も高くなり、他の年代も全て6割を超えた。

 犬塚氏には、国民民主支持者の88%、立憲民主支持者の84%、社民支持者の91%が投票した。野党候補の一本化によって擁立を見送った共産の支持者も82%に上った。無党派層は山下氏と分け合う形になった。

 争点の一つになった憲法改正の是非についても尋ね、賛否が拮抗(きっこう)した。投票先と比較してみると、「賛成」と回答した人のうち89%が山下氏に投票した。「反対」と答えた人の中で犬塚氏に投票したのは66%にとどまり、3割以上は山下氏が獲得した。

 調査は21日、佐賀県内36カ所の投票所で投票を済ませた1266人から回答を得た。

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