再選が確実になり、支援者と握手を交わす山下雄平さん=21日午後8時32分、佐賀市八幡小路の事務所(撮影・米倉義房)

 勝敗は、投票が締め切られた直後についた。「おお、やった」「全国で1番に出た」-。与野党の一騎打ちになった佐賀選挙区(改選数1)は、自民党現職の山下雄平さん(39)が大差で再選を果たした。テレビ局が21日午後8時すぎ「当選確実」を報じた瞬間、支持者約200人が佐賀市の事務所で歓声を上げた。この日の佐賀県内の大雨被害に配慮し、山下さんは万歳三唱は自粛したが、妻の華子さん(43)と一緒に支援者一人一人と握手し、喜びを分かち合った。

 対立候補が出遅れる中、30代という若さと、内閣政務官などを歴任した1期6年の実績を訴えてきた。

 序盤から優勢が伝えられ、決起大会は中盤まで空席が目立ち、盛り上がりを欠いた。引き締めを図るように、党幹部や閣僚らが連日のように応援演説に立ち「かわいい弟分」「能力が評価されつつある雄平を頼む」と人柄や中央との人脈を強調、後押しを求めた。

 商工業や建設業、医療関係など、推薦を受けた団体・企業は600を超える。

 JAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会の推薦も受けた。初当選した6年前の選挙で全面支援を受けたものの、2015年の知事選で、農政協が推した山口祥義氏とは異なる自民候補の選対本部長を担当。溝が生じていたが、今回の選挙戦で最初の決起大会を農協の全面支援を受けて杵島郡白石町で開くなどして、農業票を取り戻すことに力を注いだ。

 喜びに浸る事務所で総括責任者の福岡資麿参院議員は「これだけ早く当確が出たのも皆さんの支援のたまもの」と感謝の言葉を述べた。山下さんは「この勝利は東京一極集中を是正してほしいという思いの表れ。都会から地方への流れをつくり、全身全霊で佐賀を豊かにする政策に取り組む」と誓った。

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