消火器で防火訓練を行うミャンマーからの留学生=佐賀市の県消防学校

 佐賀県内の在住外国人に火災時の対応などを体験してもらい防災に役立てるセミナーが20日、佐賀市の県消防学校で開かれた。セミナーには県内の大学に在籍する留学生らが参加し、消火器の扱い方や部屋に充満した煙から身を守る避難方法など、実践的な防災知識を学んだ。

 セミナーは県国際交流協会が企画し、3年前から開いている。佐賀女子短期大学や西九州短期大学に留学しているミャンマー人ら約33人が参加した。

 消火器を使った訓練で、留学生は「火事だ」と日本語で叫び、県消防学校の教官が指導した通りに消火活動に当たった。「火が出た場合、みんなで協力して消火し、すぐに消防署に連絡して」との教官のアドバイスに、参加者は真剣な表情で聞き入っていた。

 佐賀女子短大1年で、介護を学ぶミャンマー国籍のメィズン・トゥン・アゥンさん(27)は「部屋に充満した煙からの避難訓練は驚いた。体験することで防災対応に興味を持った」と話し、「勉強している介護技術を生かし、避難所でのお年寄りの対応に生かしたい」と意気込んでいた。

 県国際交流協会の北村浩さんは「まず『避難』など基礎的な防災用語を覚えてもらい、初動の大切さを知ってもらいたい」と語り、「将来的には避難所で援助する側に立って、住民の安全安心に役立ててもらえれば」と期待を込めていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加