管理栄養士の副島たづ子さん(右)の指導を受けながら盛り付けをする学生=佐賀市の佐賀女子短大

 白石町須古地区に伝わる郷土料理「須古ずし」を作る体験学習が19日、佐賀市の佐賀女子短期大で行われた。栄養士を目指す学生20人が彩り豊かなすし作りを通し、地域の食文化について学んだ。

 須古ずしは、各家庭自慢の奈良漬や甘辛く煮たムツゴロウ、旬の野菜を、枠に彩りよく盛った箱ずしで、地域の祭りや祝い事で食べられてきた。学生たちは、普段なかなか触れることのないムツゴロウの調理やすしの盛り付けに、試行錯誤しながら取り組んだ。

 指導に当たった同町在住の管理栄養士・副島たづ子さん(71)は、調理に悪戦苦闘する学生たちに「うまくいかなくても、大切な人や家族を想像して作った料理はおいしくなる」と声を掛けていた。郷土料理を伝承するために「まずは途絶えさせないことが大切。いろいろな地域から来ている学生が多いので、広めてほしい」と話した。

 同短大は、郷土料理の継承も食育に携わる栄養士の大切な仕事の一つと捉え、包括連携協定を締結している白石町と協力し、毎年体験学習を実施している。

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