「罪を犯した人も、人が関わらないと立ち直れない」と講演する吉木知也校長=佐賀市の金立公民館

 犯罪や非行のない社会構築を目指す「社会を明るくする運動」の一環として佐賀地区保護司会東部支部は17日、佐賀市の金立公民館で講演会を開いた。佐賀女子高の吉木知也校長を講師に迎え、保護司や町づくりのメンバーなど約100人が、安全で安心な地域社会と子どもたちの未来について考えを深めた。

 吉木校長は自身の子ども時代や孫との日常に触れながら、地域で子どもを見守る大切さや便利さから生まれたコミュニケーション不足を案じた。その上で「犯罪や非行を犯した人にも、人が関わらないと立ち直れない」と強調した。

 夢を持ち、努力する過程の大切さ、心震わす感動体験を積み重ね、「子どもだけでなく、大人自身も心豊かになって」と呼び掛け、ギターと歌で締めくくった。

 佐賀保護観察所の橋爪成光(せいこう)所長は「つまずいた人を受け入れることが、再犯を防ぎ、安全で安心な社会づくりにつながる」と話した。県内で継続している保護観察の件数は17日現在で175件。10年前は272件、20年前は383件で減少している。

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