漁業不振の中、救世主となっているクラゲは、大きなコンテナに水揚げされる=鹿島市の浜漁港

 有明海でビゼンクラゲ(アカクラゲ)が、7年ほど前から異常発生するようになった。漁業不振で困っていた漁業者にとってクラゲは、そのころから救世主といわれている。

 先日、浜漁港を訪ねたら、ちょうど大きなコンテナをたくさん載せた漁船が2隻やって来て、クレーンの下へ船を着け、それぞれの船からクラゲを揚げ始めた。急いでカメラを取り出してその様子を撮り始める。いいアングルを求めて、右往左往しながらシャッターを押す。

 豊栄丸と徳清丸だったが、徳清丸のトラックにコンテナを揚げていた息子さんに「荷を揚げたらまた出るとね」と尋ねると、「冗談じゃなか、こい以上気張れば、具合ん悪うなる」と返ってきた。

 最初のころ(7月初め)は、荷を揚げてからも出ていたが、体が持たないからやめているそうだ。この日は脚が400キロ余りと傘が150キロほどだった。2回出ると1トン前後になるのだが、体を気遣っているわけだ。(写真家 中尾勘悟=鹿島市)

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