出し合った意見を発表する参加者たち=佐賀市の佐賀市立図書館

 大雨や地震などの災害時に備え、佐賀県国際交流協会は、外国人住民を支援する日本人向けのガイドブック作成を始めた。13日に佐賀市で初の会議が開かれ、県内に住む外国人と日本人が双方の視点から意見を出し合った。来年2月の完成を目指す。

 避難所などで外国人を支援する日本人向けのガイドブックは、これまでなかった。文化的、宗教的な背景を理解し、安心できる支援の実施を目指す。

 初会合には約20人が参加した。ワークショップで、日本人からは「安心してもらえるような最初のひと言を掛ける」「イラストなどで誰もが分かるような案内を作る」などの意見が出た。外国人の参加者は「すごくいい考え方」と共感し、「情報収集や避難所への経路に困ることがある」「同じ人間として考えてほしい」などと呼び掛けた。

 香港出身の張マイケルさん(41)=武雄市=は「外国人は少数派。(避難所で)日本人と同じように対応、ケアされているように感じたい。安心と優しさを感じるようなものができてほしい」と話した。

 同協会の黒岩春地理事長は「日本人の思い込みと外国人が本当に必要としている支援には、ずれがある。気付きを出し合って知っておいた方がいい」と話した。今後は全体会議を4回開き、内容を詰める。

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