こども園の子どもたちも招いたテープカット=佐賀市の県立美術館

極彩色の空間ではしゃぐ子どもたち=佐賀市の県立美術館

床に敷き詰められたマットの上でスキップする子どもたち=佐賀市の県立美術館

ニューヨークで好評だった作品「わらび」を佐賀県の山口祥義知事(右)に寄贈する城島守洋さん=佐賀市の県立美術館

 米ニューヨークで昨年個展を開いた城島守洋さん(65)=小城市=の里帰り展が17日、佐賀市の県立美術館で開幕した。五月のぼりなどの伝統的な染め物の技をベースに、さまざまなモチーフの文様を鮮やかな色合いに染め上げ、極彩色の空間を生み出している。入場無料、21日まで。

 ニューヨーク展は、クールジャパンの一環として「日米の架け橋-祝いを彩る」をテーマに開催した。里帰り展はニューヨーク出品作に加えて、近作や城島さんの学生時代の油彩の大作など約60点を集めている。

 オープニングセレモニーでは、ニューヨークで好評だったタペストリー「わらび」を佐賀県に寄贈した。山口祥義知事は「城島さんは近年、表現者として覚醒した感じがする。挑戦なくして伝統なし。その本流に小城が、佐賀があってほしい」と述べた。城島さんは「ニューヨークで改めて、日本文化の素晴らしさを実感させられた。この文化を子どもたちに引き継いでいきたい」と決意を語った。

 会場の床には、伝統的な文様を鮮やかに染めた68センチ四方のマットを敷き詰め、壁のタペストリー約50点とともに、色と色がぶつかる空間に仕立てた。神社に奉納する龍の天井画(5メートル×3メートル)も展示している。

 テープカットに招かれた牛津こどもの森の園児たちは、会場に入るなり「なにこれっ! すごい」と声を上げ、マットの柄に合わせてジャンプしたり、スキップしたりとはしゃいでいた。

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